『よからぬ企みと巧みな企み』!
『スーパーマリオワールド』から
お城BGMをバンブラPで編曲!
MMA企画、第一弾となります。
MMA企画とは!
みんなのヒーロー、 マリオ兄さんの
世界的名言である “Mamma Mia!”
ここから取った企画ネーミング、
Mario Music Arrange企画の略!
(…あえてスーパーマリオ表記では
無いのが アレンジする楽曲が
かなりマイナーな作品も含まれて
本編である『スーパーマリオ』の
垣根を越えているから、ですね。)
第一弾は所長の世代でありますが、
今の子供達も『マリオメーカー』等で
知っている楽曲なのでは…!?
どうぞ、お楽しみくださいませ!
畳みます。
【使用ソフト関連】
♪:SFC『スーパーマリオワールド』から
“お城BGM”
使用ソフト:『大合奏!バンドブラザーズP』
『VideoPad マスター版』
作曲:近藤浩治様
編曲:KUNi
【原作説明】
『スーパーマリオワールド』は
1990年11月21日に
任天堂から発売された通称:SFCこと
スーパーファミコン用タイトル。
『F-ZERO』と共に、
スーパーファミコンと同時発売。
『スーパーマリオブラザーズ』、
『スーパーマリオブラザーズ2』、
『スーパーマリオブラザーズ3』に続く
スーパーマリオシリーズ第4作目。
(ややこしいので『スーパーマリオUSA』は
この場合、外伝と扱ってカウントします)
今までのスーパーマリオと違い、
今度は島国 『恐竜ランド』で
冒険をするという世界観。
かっぱ山のあるヨースター島、
ドーナツ平野、バニラドーム、
バニラ台地、チーズブリッジ、
バターブリッジ、ソーダの湖、
せんべい山、まよいの森、
チョコレー島、ラムネ海溝、
魔王クッパの谷、そして
ネイティブスター…と
お菓子の名前が基となる
心躍る世界観でした。
ちなみに、ラムネ海溝にある
沈没船は 『スーパーマリオ3』で
マリオたちが攻略した 飛行船が
沈没しているという設定含め
前作との関わりもある素晴らしさ。
今作であのヨッシーが初登場。
マントマリオや青ヨッシーなどの
『無限に空を滑空/空を飛べる』
という要素も今作からのシステム。
前作『スーパーマリオ3』での
しっぽマリオ/たぬきマリオでは
“空を一定時間飛べる” という
制約付きだったので自由度が高い。
尚、音楽も同じく近藤さんが担当。
今回のバンブラ編曲した曲含む
『スーパーマリオワールド』楽曲は
ほぼ全て “メインテーマ” アレンジで
全曲仕上がっているという作りも
スーパーマリオシリーズ初の試み。
(後にN64にて発売される
『スーパーマリオ64』も同じく
メインテーマアレンジ作り。)
尚、続編扱いとなっている
『スーパーマリオワールド2』こと
『ヨッシーアイランド』は
ヨッシーが主人公で これまた
スーパーマリオシリーズとして
異色かつ素晴らしい作品。
『スーパーマリオワールド』と共に
『スーパーファミコンミニ』に
収録されてますので、こちらも
未プレイの方は購入して下さいね笑
(スーパーマリオシリーズでは
個人的に『オデッセイ』や
『サンシャイン』と並ぶくらい
『ヨッシーアイランド』は名作です)
【ストーリー】
“こんどのぶたいは きょうりゅうランド
なにやらあやしい このしまで
またもやピーチが すがたをけした。
こいつはきっと クッパのしわざ!”
キノコワールドの平和を取り戻した
マリオとルイージの2人は、
ピーチ姫とゆっくりバカンスを
楽しむために、はるか南の
不思議な島国、『恐竜ランド』の
ヨースター島へと旅立ちました。
ところが島に着いて間もなく、
ピーチ姫が突然姿を消して
しまったのです。
必死で島中を探しまわる2人は、
やがて島のはずれで
不思議な卵を発見します。
じっと見つめる2人の目の前で、
卵の中からでてきたのは
奇妙な姿のドラゴンでした。
『ヨッシー』と名乗る、そのドラゴンは
マリオ達に話かけました。
「最近この恐竜ランドに、
カメの姿をした化け物が現れて、
魔法でボクの仲間達を卵の中に
閉じ込めてしまったんです。
ボクは仲間を助けに行こうと
したんですがやつらはとても強くて、
結局ボクまで魔法を
かけられてしまいました……。
お願いです、ボクといっしょに
仲間を助けに行ってくれませんか?」
何ということでしょう。大魔王クッパは
全然こりていないようです。
きっとピーチ姫はクッパの手下に
さらわれたのでしょう。
こうして2人は、ヨッシーの仲間と
ピーチ姫を助けるために、新たな
冒険を始めることになったのです。
【編曲のコダワリ】
編曲のコダワリに来るまでの
前置き凄まじく長くなりましたね笑
非常に申し訳ありません…!
そんだけマリオ、愛してるんだなぁ。
今回、『スーパーマリオワールド』
の楽曲中 一番好きな楽曲と
言って過言では無いくらいに
個人的に想い出深い楽曲です。
キホン的にスーパーマリオシリーズは
明るい楽曲が多いですし、この
『スーパーマリオワールド』も
明るい楽曲が8割方占めております。
…が。この “お城BGM” は
スーパーマリオワールドのテーマを
駆使しつつも 暗く、シリアスに
盛り上がってゆくのが素晴らしい。
この辺り、あっさり作曲してしまう
近藤さんの潔さ…というより
芸術性は本当に高い。ステキ。
そんな “お城BGM” を編曲!
したのですが この曲の展開は
A→B→B→C→D→E→D→E…
と 前半と後半に大きく分かれた
壮大な楽曲となっております。
…当時、SFC音源に感動した
幼稚園児の所長も この楽曲には
何か他と違う威圧感といいますか
凄まじさを感じました。それは…
“SFC音源なのに、
SFC音源ではない” という点。
…何を言ってるんでしょうね笑
軽~く、説明させて頂きますと…
SFC同時発売タイトルというのに
・こんなに長い楽曲を制作した
・イントロと前半だけでかなり長い
・ループがまさかの後半部分のみ
という3点が揃っているから。です。
ファミコン世代ではありませんが、
あのファミコンから音源が増えて
ここまで進化するか!という
そんなレベルの楽曲だったり。
そして…バンブラPは器用貧乏で
『基礎収録音源』では個人的に
満足できる楽器音は少ないです。
ま、電子音ですしね。仕方ない。
そして…そこを補完、補うのが!
“音色調整” “強弱調整” 機能!
これを上手く…というより本当に
血も滲むレベルに打ち込みました笑
好きな曲ですし、元々 完成された
曲なのでこれは妥協できない、と。
音色調整で楽器音を変えつつ、
強弱調整で 前半部分の
ヴァイオリンやピアノを原曲風に、
後半部分でもコントラバス等が
感情の凹凸を表現しております。
…書くとかなり単調になりますね笑
心で感じて楽しんで下さいませ!
それと、スーパーマリオファン…
もとい スーパーマリオ全作を
愛してる、プレイ済の方なら
お気付きになられたと思いますが…。
後半ループ時に、ちゃっかり
『NewスーパーマリオWii』
『初代スーパーマリオ』から
“お城BGM” メインメロディを
サプライズ感で入れてます!
…分かった人、いるかな?笑
『スーパーマリオメーカー』を基準に
Newマリオ→最新2Dマリオ
初代スーパーマリオ→最旧2Dマリオ
となりますので、やはりここは
「…入れよう。絶対に。」と
制作前から意気込んでました。
ちょっと音楽用語が増えるので
分からない人はスルーでOKですが
“Es(ミ♭)音” から始まるテーマに
“Es音” から始まるテーマを加える、
“Es音” で終われるテーマを加える、
これをするコトにより統一性が高まり
気持ち良くメロディが入って行きます笑
そして、楽器にもコダワリました。
やはりスーパーマリオシリーズは
ロックやポップ感…というよりも
やはりクラシックに近い楽曲とかも
非常に多かったりするんですね。
なので、ピアノは外せない。
メインは弦楽器にしよう…そうだ、
こんなにシリアスな楽曲でも
キラキラと輝くのがマリオらしい…!
よし、オルゴールに重要音を任せよう…
などなどの試行錯誤が行われ、
完成したのが このアレンジ
“よからぬ企みと巧みな企み”
ですね。気に入って頂ければ
スーパーしあわせですね!
まだまだ色々語りたいですが、
これでも文字数が3000超えと
なってますので そろそろ切ります笑
あんまり長いと、アレですもんね。
それでは、
次回のMMAもお楽しみに~!
ゲー研所長 KUNi