“フルリメイク作品であるにも関わらず
まるで完全新作のような遊び応え…
これぞ2Dメトロイドの正統真骨頂！”
【INDEX】
『メトロイド サムスリターンズ』
GB “メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS” の
フルリメイク作品。1992年から蘇った。
開発は任天堂×MercurySteam。
(MercurySteamはダーク系
ゲームを主に制作しておられる、
スペイン設立の海外ゲーム会社)
プロデューサーはサムスのお父さん
坂本賀勇さんが担当されている。
2017年9月15日に発売された。
対応機種はニンテンドー3DS。
公式サイトはコチラ
ご購入等はコチラ
(詳細は最下部へ！)
所長はメトロイドシリーズは2D全て、
プライムシリーズ以外は全クリア済み。
オリジナル版であるGB版も、勿論
3DSのVCにて昔に遊びました。
あの2Dメトロイドがフルリメイクで
3DSに光臨。この上なき喜びです。
国内、海外問わず かなりの高評価。
メトロイドシリーズ自体、マリオや
ポケモンに比べ 若干マイナーで
コアゲーマー向けタイトルですが
『メトロイド サムスリターンズ』は
話の流れやアクションを含め、
最新作でありながらかなり王道。
メトロイドに興味はあるけれど、
どこから遊んでイイのだろう…と
悩んでる方にもとってもオススメ。
初メトロイドが今作になると、
時系列的に後のお話になる
名作 SFC『スーパーメトロイド』
2D×3D Wii『メトロイド アザーM』
現時点メトロイドシリーズ最終話、
GBA『メトロイド フュージョン』と
この3作のストーリーが心地良く
理解出来るのでオススメです。
今回はその2Dメトロイド最新作
『メトロイド サムスリターンズ』の
魅力を直接！書き記して行きます。
どうも。ゲー研所長のKUNiです！
今回は久しぶりの2Dメトロイド。
シリーズ最新作で、国内国外問わず
非常に評価の高い作品と評された
『メトロイド サムスリターンズ』の
印象記(レビュー)を書いて参ります。
こんな人にオススメ！
“迷宮型探索アクションが好きな方”
“ダークSF、シリアス感が好きな方”
“ゲームに程良い難易度を求める方”
“2Dアクションゲーム好きな方”
“一人でじっくりゲームを遊びたい方”
“カッコイイモーションを求める方”
“予想外展開、泣ける感動を求める方”
“初めて『メトロイド』シリーズを遊ぶ方”
“『メトロイド』シリーズが好きな方”
“『メトロイドⅡ』プレイ済の方”
2Dメトロイドは簡単にまとめると、
“迷宮型探索アクション” です。
広大なマップを開拓しながら、
装備やアイテムを回収して行き
強くなってゆく探索アクション。
加えて ダークな世界観が魅力。
ダークSF故に 全年齢対象なる
“CERO A” 区分ではありますが、
ちょっと大人向けなゲームです。
もちろんお子様も楽しめますが、
お話や展開、ダークSFを楽しみ
深く理解する為には ちょっと
大人になってからでお願いしたい。
(個人的かつ悪い意味では無いが、
幼い頃は現実より夢を見て欲しい…
メトロイドは大人にとってのリアル夢。)
そして、任天堂の2Dアクションは
程好い難易度と歯応えが特徴で
その辺り毎度 高評価ですが…
今回は特に飛び抜けて素晴らしい。
正直、“2Dメトロイド” シリーズで
一番…満足感があったかも。
今の最新ゲームは絵がキレイで
演出が豪華で長いので いわゆる
“スピード感” が無くなるケースが
あるのが常識と化しておりますが…
『メトロイド サムスリターンズ』は
スピード感も凄く良かった。
かつ、演出が豪華であるので
悪い部分が見つからない。
サムスのメレーカウンターから
専用カウンターモーションが
『アザーM』の逆輸入システムで
本当に素晴らしい…爽快過ぎる。
リメイク作品なのに、ほとんど
最新作として遊ぶコトが出来た。
まさに “フルリメイク” と言えよう。
なのでメトロイドファンはモチロン、
『メトロイドⅡ』をクリア済の人にも
オススメできる作品となっている。
現に私だってオリジナル版攻略済。
むしろ遊ばない理由こそ無い！
尚、『メトロイド』シリーズを
遊ぶタイミングが見つからない、
どこから遊べば一番イイか…
何から遊べばイイか分からない…
という人にもとってもオススメ。
(※任天堂シリーズ作品は ほぼ
どこから遊んでも楽しいので、
不安な人こそ少ないと思いますが)
それではお待たせしました。
ジャンル分けして書きます！
“シナリオ ～お話” Rank [A]
“キャラクター ～人物” Rank [B]
“グラフィック ～美術” Rank [B]
“サウンド ～音楽” Rank [A]
“コンセプト ～ゲーム性” Rank [S]
“プレイレベル ～難易度” Rank [S]
“ゲームUI ～操作感” Rank [A or B]
“リプレイアビリティ ～再遊度” Rank [B]
“ソウルムーブ ～感動” Rank [S]
“リザルト ～総評” Rank [S or A]
ランク付けは最上位から
S、A、B、C、D、Eとしてます。
今回は細かく10コに分けて
ザクザクとレビューさせて頂きます。
…こう見ると厳しく評価したとしても
C以下が存在しないの改めて凄い。
～初プレイのクリアタイムを載せてみた。
アイテム回収率100％で11時間15分11秒～
“シナリオ ～お話”
Aランク。メトロイド誕生の秘話が
ここに結集している、この作品。
今回はフルリメイク作品ですし、
サムスがベビーメトロイドと出会い
脱出するだけの『メトロイドⅡ』と違い
真のラスボスやチョウゾメモリー含め
追加されたお話や展開も多め。
正直、期待以上で大満足でした！
特に真のラスボスとの展開や、
チョウゾメモリーのラストは必見。
前者はメトロイドファンにとっては
絶望的であり感涙モノの展開があり
後者は 今までの価値観を全て無情に
破壊されるほどの衝撃的な展開が…。
是非、自身の眼で確認して頂きたい！
本当は書きたいし載せたいけども、
ネタバレになってしまう可能性もあり
惜しくも書かないコトとします。
一言で言うと…サムスは一人じゃない。
いわゆる “共闘ミッション” 的な
展開が待ってますので 素晴らしい。
そして…恐ろしい、奴の存在も
少しだけ…伏線されておりますよ。
…お楽しみに。
“キャラクター ～人物”
Bランク。メトロイドシリーズって、
本当に孤独との戦いでもあり
ずっとサムス一人の物語なんです。
そこで登場する悪役や 衝撃的な
展開により加勢する人物、そして
亡くなってゆく人物…が存在。
とにかく一人孤独なのが また
一人一人の登場人物の重みに
磨きがかかっており、ステキです。
正直 キャラが大量に居るだけで
一人一人のキャラが薄味といった
ゲーム作品も少なくありませんから。
それらも別に悪いというワケでは
もちろんありませんが…とにかく
メトロイドは非常に登場人物が
少ない作品であります。本当に。
なので、ここで “量より質”
という言葉が活きて来る。
キャラが少なく薄味という作品も
近々のインディーズ系作品には
とても多いし そういった意味でも
やはり 安心の任天堂クオリティ。
任天堂作品はシナリオや設定より
ゲーム性や遊びを重視しますが、
それでもスターフォックス並びに
ピクミンと同じく メトロイドも
キャラ設定等も素晴らしい。
日本国内ではたくさんファンで
埋め尽くされている！といった
現象はあまり見られないものの、
海外は これら任天堂SFタイトルが
かなりメジャーで 好評で高評。
(この辺り、余談にはなりますが…
平和で素敵な日本は良い意味でも
悪い意味でも SFに関してかなり
疎いという点が出ております上に
勤勉かつ真面目な思想概念が
死相概念となり、芸術性が薄い
国となっているのも理由の一つ。
ユーモアや工夫が足りない国。
正直 日本ほどクラシック音楽に
疎い哀れな国も珍しいですしね。)
メトロイドは登場人物が少ないが、
キャラの重みは重厚に存在。
正直、お話やキャラが好きになると
忘れられない作品となるでしょう！
あと…これはファンにしか分からない
不思議かつ狂気的な心境だと
自分でも自覚してるんですが…
…幼生メトロイド、可愛いよね。
そして…なんとも可哀想である。
本当に怖いのは…人間。
“グラフィック ～美術”
ランクB!
ハイ。来ました。みんな大好き
グラフィックレビューの欄ですよ！
とは言っても最近はフルHDや
60fpsの普及が加速してますし
誰もがスマホを持つ時代なので、
グラフィックが良い＝最高 という
考え方は古い→任天堂は凄い
と改めて評価されている時代なので
(個人的にはようやくかと思うけど)
一昔前に比べて、嬉しい時代ですね。
…23歳の若僧が何言ってるんだろう笑
さて。この作品のグラフィック…
いわば今では型遅れの画質機の
ニンテンドー3DS作品なんですよね。
ですが、やはり安心してください。
非常に任天堂らしい『魅せ方』に
富んだグラフィックデザインでした。
なんというか…本当に美しい。
惑星SR388をここまで美しく
表現してくれるなんて感動！
もっと言うと レトロスタジオ制作の
『ドンキーコングリターンズ』
『ドンキーコング トロピカルフリーズ』
などの最新SDKシリーズと同じく
2D作品なのに3Dで作られていて
背景も全て細かく3Dで制作。
チョウゾルーインズ(鳥人遺跡)の
壁が崩れ落ちたり、はたまた
各エリアの巨大な原生生物が
徘徊していたりと、素晴らしい。
SR388の生態系をここまで
表現している点も評価が高い。
あと、背景にボス敵が存在して
狙われる…という展開もあったり。
一部ボス戦では 背景から攻撃を
してくるという、3DSの3Dをとても
活かしたボスデザインもあります。
“3DSの3D” を上手く扱った
ゲーム作品は近年少ないですが…
(“大逆転裁判2” くらいでした)
久々に3Dに感動致しましたね。
タイトル画面からスタートを押して、
ファイルセレクト画面に行くまでに
SR388全貌からスターシップ内に
カメラワークが移動するんですが、
それだけでもかなり臨場感アリ。
“3DSの裸眼3Dは素晴らしい” と
また改めて強く思わされましたね！
個人的には3DSよりもSwitchに
どんどんソフトを普及して欲しい…
と思ってたのですが これだと
3DSもまだまだ現役だなぁーと。
そして、結構ココも大事なんですが
メレーカウンター後、一部ボスに
専用カウンターモーションが
今回搭載されているんですよね。
通称・グラブシーケンス。
これ、めちゃくちゃ目まぐるしく
カメラがぐるぐる回りながら
より緊張感かつ爽快感のある
バトルシーンになっています。
これも2Dより3Dで見た方が
より臨場感があるコトでしょう。
このグラブシーケンスの爽快感、
是非とも味わっていただきたい！
“サウンド ～音楽”
Aランク。いや、これはAでしょう！
スーパーメトロイドの楽曲も入り、
より多彩になった 今作。
発売前は “メトロイドⅡ” 楽曲が
発表されてる曲が非常に少なく
一部では『もしかして…これって
スーパーメトロイドのアレンジに
差し替えられてる？あれ…？』
みたいな誤解もありましたが、
安心してください！ちゃーんと
全曲、アレンジされてました。
たぶん全曲だと思いますけれど、
『メトロイドⅡ』の時よりも かなり
シリアスアレンジ化されてまして
今風のメトロイド感を崩さない
アレンジとなってるのがまた良い。
そしてエンディングではちゃんと
明るくアレンジされてるのも良い。
メトロイドのエンディング曲って、
本当に明るくて泣けるんですよ。
フィールド楽曲も、一部 名作
スーパーメトロイドからのアレンジが
程好く詰め込まれていました！
マグマ地帯の曲は なんと
『ノルフェア 古代遺跡エリア』。
SR388エリア深部の一部では
『ブリンスタ 赤土湿地エリア』。
ボス戦曲もそうですけれど、
一部曲がスーパーメトロイドの
正統アレンジになってて嬉しい。
正統アレンジなのが素晴らしいです。
『メトロイドⅡ』だけの曲では、
ぶっちゃけ少ないですからね。
同じ曲を色々なアレンジして
多数出してくれる方式でも
嬉しいけど、ハードル上がるんで
『スーパーメトロイド』の一部楽曲を
こうして扱ってくれるのは嬉しい。
『ブリンスタ 植物密生エリア』や
『マリーディア 岩の地下水エリア』
が個人的に好きな楽曲だったけど
これらは入ってませんでした…無念。
いや、そもそも『メトロイドⅡ』の
あんな楽曲やこんな楽曲を全て
アレンジし切ってくれたと思うし
無念というと本末転倒ですよね笑
ただ！しかしなんですけども、
『メトロイドⅡ』原曲調が凄く
好きだった人には少しだけ
物足りない部分があるかも…
というのは致し方ありません。
認めざるを得ない部分かも。
でも、今の “メトロイド感” を
重視しつつメロディは同じで
思い切ったアレンジをしてて
そこはむしろ評価されるべき…
と個人的には思いますね。
クラシック音楽が本業で音楽には
人十倍クチうるさい私が聴いても
大満足のアレンジでしたからね。
あくまでも個人的には、なので
これは一度聴いて頂くしか…！
” ♪Ancient Chozo Ruins (1991 ver.) “
かなり印象的だった鳥人遺跡BGM。
この原曲が、こう生まれ変わります。
” ♪Ancient Chozo Ruins (2017 ver.) “
…どうでしょうか？ 恐らく音楽に関して
詳しい方はもちろん、好きな方は
全く新しい曲になりつつも ちゃんと
メロディラインが同じになってる点に
お気付きになられるコトでしょう。
ちゃんとアレンジされておりますよ！
続きまして、サーフェスことメインテーマ。
” ♪Surface Of SR388 (1991 ver.) “
この曲が無ければ『メトロイドⅡ』を
語れない！と言っても過言では無い。
個人的には…ぶっちゃけ シリーズで
一番好きなメインテーマだったり。
この曲も、長い時を経て蘇ります！
” ♪Surface Of SR388 (1991 ver.) “
…どうでしょうか。どうでしょうかー！
なんとも素晴らしいアレンジ。
GB音源に比べて かなりダークで
今のメトロイドに相応しいカッコイイ
アレンジとなっておりますね。
思い切ったアレンジですから、
“1991 ver.”を今聴いても悪くないし
“2017 ver.”を聴いてもこれは良い。
愛を持ってアレンジして下さいました。
そして…一応リメイク作品でありますし、
思い切ってラスボス曲も出します。
まあ、今回は真のラスボスいますし
未プレイな方も楽しんで頂けるかな。
” ♪VS Queen Metroid (1991 ver.) “
GB音源なのに、あの見た目もあってか
おぞましいトラウマ曲として想い出深い。
(とは言ってもGB世代でありますけど
遊んだのは3DS VCなんですけど！
小学生時代は あの名作シリーズ
ゼルダの伝説ですら怖かったよ！)
これもまた、生まれ変わります。
” ♪VS Queen Metroid (2017 ver.) “
どうでしょうか！このシリアス感。
今のメトロイド化しちゃってますし
正直コレはGB版よりも好きかも。
実は ボスの難易度もかなり高く
設定されてましたし 正直…
GB『メトロイドⅡ』の時よりも
トラウマになっちゃいましたけど。
それくらい、素晴らしいアレンジ！
それと、新曲…っぽいのもあります。
ここまで行くと新曲ですよね！
ってなワケで 最後にコチラをどうぞ。
” ♪VS Gamma Metroid “
γメトロイドとの専用戦闘曲です。
今回、メトロイドの各種形態によって
戦闘曲が変わるのでそこも良い。
『メトロイドⅡ』は好きですけど、
VSメトロイド楽曲は全部共通で
少し寂しかったのもありますしね。
この辺り、良いなぁ～と思ったり！
まあSランクじゃないという部分は
特に無いんですけれども、まあ
“『メトロイドⅡ』が本当に好き”
な人からすると 原曲完全無視な
アレンジになってるのも多く、
そこが許せるか許せないかという
鬩ぎ合いが存在する点でしょうね。
この辺り、リメイク作は仕方ない。
ポケモンシリーズも『金銀』世代で
『HGSS』で復帰した自分ですが
『HGSS』アレンジは 正直そこまで
好きだったとは言えなかったり。
逆に『ドンキーコング リターンズ』
の正統SDK1アレンジの楽曲は
もう擦り切れるほど楽しみました。
この辺り、難しいと思うんですよね。
名作で名曲多数な『マリオカート8』も
『♪N64 レインボーロード』は
本当に素晴らしく何度も泣いたけど
『♪N64 キノピオハイウェイ』なんて
ピアノすら削除されてましたから。
よって、泣く泣くAランクです。
上記の新生楽曲を心地好く
聴ける人はSランクと思って良い。
あ。もちろんなんですけれども
メトロイドⅡ名曲『Staff Roll』も
ちゃんと正統アレンジされてました。
載せたいけど…載せたいけど！
これはもうご自身で聴いて下さい。
クリアした後に、ご自身で。
“コンセプト ～ゲーム性”
Sランク！出ました！…というより
これに文句の付け所ありますか？
という逆説的な考え方を含めです。
新たに加わった “エイオンアビリティ”
“メレーカウンター” そしてハデな
“グラブシーケンス” システム。
これらのおかげもあってか本当に
完全新作の2Dメトロイド最新作と
言っても過言でない程に凄い。
特に 攻略本や攻略サイト無しで
完全クリアは不可能だった
2Dメトロイドのアイテム回収問題。
これは “スキャンパルス” で
エイオンエネルギーさえあれば
いつでも解決可能。隠し通路や
隠しアイテム全てが明らかに。
メトロイドを昔から好きなファンで
一部ファンからは賛否両論な
“メトロイド革命システム” 。
(まあ、“Xレイ・スコープ” の
完全上位互換なんですけどね)
ですが、個人的にはこっちのが
楽しく良いなーと思ったりします。
TA狙う人は アイテムの場所は
全て覚えているでしょうし、
むしろこれに使う時間あるなら
“ビームバースト” に使って
少しでも高速攻略するでしょう。
これのおかげで サムスの父、
坂本さんも 『生まれて初めて
メトロイドで100%クリアできた』
とインタビューで語ってました。
同じく、自分も生まれて初めて
攻略サイトを見ずに たった一人で
100%クリアが出来たんです！
この機能は続投して欲しいなぁ。
“ビームバースト” はかなり
エイオンエネルギーを消費するが
強力なセミオート連射が可能。
パワーボムやプラズマビームが
無い中盤時、これでしか倒せない
敵も沢山出現するのでありがたい。
(しかも、そういった特殊な敵は
倒すとエイオンエネルギーを
たくさん出すので 無駄撃ちさえ
しなければむしろ撃つ前より
ゲージ回復してるコトもある！)
紹介に遅れたが オフェンスでなく
今度はディフェンス寄りである
“ライトニングアーマー” 。
これも初心者救済になっており、
なんと 使用中体力を消費しない。
エイオンゲージが代わりに
消費される仕組みとなっており、
更に メレーカウンター範囲が
拡大されたりと使い勝手が良い！
しかも、非常に強い攻撃力を持つ
一部ボスに使ってしまうと たった
一度だけ攻撃を防いだだけで
エイオンゲージが空になる…と
バランスも取れていてかなり良い。
もうひとつ言うと…
ライトニングアーマー発動中は
メレーカウンターやダメージ被弾を
しなければ エイオンゲージは消費しない。
この上ないくらい初心者救済システム！
ゲーム苦手な人も、安心してね。
そして、最後に紹介する
“フェイズドリフト” 。
なんとこれ、一定時間
サムス以外の時間の流れを
遅くする効果があるのだ！
これと “ビームバースト” で
敵に囲まれた際のピンチを
軽々切り抜けるコトも可能。
(そのような危険な場所は
ちゃんと敵を倒していくと
後半 “スクリューアタック” を
獲得する少し前にちょっと
あるだけで不必要ですが！)
今作、“スピードブースター” が
存在しない作品となってます故
これで擬似的な “高速ダッシュ”
が可能になっており、面白い。
あ、そうそう。この4つの
エイオンアビリティは全て
同時使用が可能。最高に爽快。
尚、緊急時エネルギータンクの
“リザーブタンク” もたしか
『メトロイドⅡ』に存在しなかった。
今作も通常プレイでは まず
ゲットするコトは不可能ですが、
amiiboを使うコトで入手可能。
この辺りの初心者救済機能が
備わってるのも良いなあーと。
あ。ちゃんと上級者が楽しめる
難易度になってるので安心を。
これは後述します。
今作は サムスの挙動が
全て『スーパーメトロイド』を
基準にして作られてます。
…が。美味しい所はちゃんと
『メトロイドⅡ』の良さがあり、
そこも個人的に評価が高い！
例えば『スーパーメトロイド』の
サムスはキホン操作がし易いが
壁キック(三角跳び)をはじめ、
連続ボムジャンプなどが本当に
非常に…難しい記憶があります。
正直、自分は成功しなかった笑
でも！『メトロイドⅡ』はめっちゃ
ボムジャンプしやすいんですよね。
それだけは明確に覚えてまして。
で、そこはちゃんと 今作でも
美味しいトコ取りしておりまして…
最高の爽快感のある2Dメトロイドに
なってるんじゃないかなと改めて。
あ…それと。メトロイド伝統である
『教えてもらえない上級テク』が
今作にも登場していて…これは
正直 頭を悩ませちゃいました。
後半、トゲに囲まれた所にある
アイテムを取りたいんですけど
“パワーボム” でも破壊不可能で
“スクリューアタック” でも不能。
これどうすりゃイイんだ…と
思った時にだけ 少し悩みました。
自己解決はほぼ不能ですが、
これもメトロイドらしさがある…と
言えばあるんですけれどもね笑
ボスも新しいボスが追加されて、
更に攻撃モーションも多彩。
全く新しい最新作2Dメトロイド…と
言っても本当過言じゃない(二度目)
フルリメイクって言いたくないほど
素晴らしい作品となっております。
“プレイレベル ～難易度”
問答無用、Sランク。
媚びない難易度が素晴らしい。
かといって初心者が遊べないほど
高い難易度ってワケではなく！
あくまでも 初心者もクリアが出来、
上級者はもちろん楽しめる難易度に
調整されているのが素晴らしい。
初心者の方でクリア出来ない方は
アイテム回収の寄り道がオススメ。
そして 死にながらパターンを
覚えてゆくのがキホンです。
上級者の方も、もちろんですが
「オレ、ゲーム上手いし！」と
ナメてかかると何度も死にます。
それくらい絶妙な難易度かと。
初心者過ぎるほどの初心者でも
クリア不可能では無いですから。
エイオンアビリティもあるもんね。
まずは落ち着いてサムスの強化を
測ってみてはいかがかなーと。
あと…勘違いされてる方も多いけど
『”メトロイド” は寒さに弱い』。
この設定を鵜呑みにしないコト。
この設定は有名なんですけれど
銀河連邦も認めている手法である
『”メトロイド”に対抗する手段は…
ミサイルでダメージを与える他無い』
を、忘れてはいけないと思います。
要は、メトロイドって脱皮して
強く強く強く進化するんですが
幼生時にのみ凍結させつつも
そのままミサイルで破壊するコトで
駆除できる生物なんですよね。
更に、メトロイドの戦闘能力は
成長すればするほど強くなるけど
実は捕食能力は幼生時が最強。
しかも惑星SR388の環境下でないと
進化しないという この辺りの設定も
含めて非常にリアルなSFだなーと。
幼生から脱皮して成長した後は
“寒さに弱い” には変わらずとも
“凍結だけでは倒せない” し、
むしろ “寒さも通らない” という
設定も加味されております。
なので、ミサイルの数は必須！
特にスーパーミサイルの火力は
シリーズお馴染み最強火力なんで
スーパーミサイルタンクは極力
探して取ってから挑みましょう。
あと、ミサイルが被弾した時は
爆発エフェクトがありますが
はじかれた時には爆発せずに
落ちてゆく演出もこれも良い。
難易度的にも “当たってるのか
当たってないのか確認可能か
不可能で大分変わってしまう”
と思いますし。良く作られてるなぁ。
あと、真のラスボスめっちゃ強い。
しかも凶悪過ぎるし、非道過ぎる。
勝てない人は、本当に本当に
ちゃんとアイテム回収しましょう。
amiibo使って リザーブタンクを
使うのも良し、だと思います。
自分は使わずにクリアしました！
どれもパターンを覚えてると、
楽しくクリア出来ると思います！
探索に関しましても、今のサムスで
行ける場所と行けない場所がある。
その場合、その場所を忘れないよう
マップを開いてマーキングするのも
ストレス解消になり面白いと思う。
この辺り、中盤～後半にかけて
新しい能力が付加された際には
行けなかった所(マーキング)に
ワープ移動しては試してました。
で、取れてニヤニヤするという笑
探索ゲーとしても素晴らしいですね。
“ゲームUI ～操作感”
ランクA or ランクB！
これにおいては少し聞いて頂きたい。
まず、サムスの操作感などは本当に
『スーパーメトロイド』と
『メトロイドⅡ』の良い所取りで
素晴らしい挙動で爽快感もバツグン。
“フリーエイム” 機能もあるので
サムスの操作自体に文句は無く
本当にランクAだと思ってます！
むしろSランクでも良いかと。
フリーエイム最高！
メレーカウンター最高！
グラブシーケンス最高！
エイオンアビリティ最高！
ただ、なぜランクBなのか？
ここを良く聞いて頂きたい…。
単純にゲームの “UI” が
ちょっとテンポ感遅く感じます。
例えばエレベーターやワープの
ちょっとした長さがほんの少し
長く感じちゃったりしますし。
メニュー開いて 色々やる時も
ちょっとテンポ感が遅い。
むしろ通常時が速過ぎたり、
機敏でそっちに慣れてるので
ちょっとした遅さにも敏感に
なってしまってるのも分かります。
が、そこも含めないと…ですよね。
ある意味ココは芸術作品にも通ずる
バランス性が重要になって来る。
エレベーターやワープ移動の
ほんのすこしのタイムラグですとか
メニュー操作やマップ操作も
拡大縮小の自由度の低さなど
なかなか…うーん！痒いよ！
痒い所に手が届かないよー！
って部分を感じられるかと。
なので、ランクBの可能性高し。
(この辺りは本当に制作側も
難しいと思うんですよね…！
自分もいちピアニストとして
楽譜を見て亡き作曲家と対話し
取捨選択する毎日を経てるので
この辺り痛くも痛感であります…
“作り手側” の難しい部分。)
“リプレイアビリティ ～再遊度”
ランクB。そもそもメトロイドって、
何度もTA感覚で遊んでもイイし
そういう設計として作られてます。
正直、2Dスーパーマリオシリーズより
リプレイアビリティは高めかと。
(2Dシリーズ本数が少ない分、
ひとつひとつの遊びが濃密。)
なので2Dメトロイドってだけでも
かなりの再遊度高めなんです。
で、今作は先述した通りですが
ゲームの一部演出やマップ等の
UIが少しテンポが遅く感じる為
ココにストレスを全く感じない人は
ランクAくらいに上がると思います！
が、厳しく見ると やはり個人的に
その辺りの作りがありランクBかな…
とは言っても今までに登場した
“2Dメトロイド” に比べてみると
かなり1周の満足度が高かったり、
ボスとの戦いがメレーカウンター
からのグラブシーケンスシステムが
搭載されてる為 非常に面白い。
サムスの操作も全く悪くないし
アクション中のテンポ感は高くて
非常に面白くてですね…
“あっ もう一度 あの場所を
遊んでみたいな…もう一度…”
みたいな現象が起こってます。
これは非常に興味深い。
今までの2Dメトロイドに比べると
自分は “1周してお終い派” な
メトロイドファンでありますから
この感情の変化はかなり大きい。
そこでジャマになってくるのが
エレベーターやワープのラグ、
そしてマップなどのUI操作。
この辺りのテンポ感は確実に
ジャマしてくると思いますので
そこに慣れれば ほぼ一生…は
言い過ぎだけど、飽きないし
物凄く楽しいゲームになりそう。
正直、ハードモードはもちろん
フュージョンモードも遊びたい！
…と今でも思っております。
時間がない上に、他のゲームも
遊びたい、遊ばないと…なので
泣く泣く今は見送ってるものの、
追々リプレイするコトはありそう。
この文章を読んでから、
“俺にとって何度も遊べそうだな
フュージョンモード極めるぞ！”
“私には一度でもイイかも…
でも素敵な体験が出来そう！”
と、二手に分かれると思います。
どちらの気持ちも共感できるし、
どちらも間違っていない。
あと、余談になっちゃいますけれど
アクションのテンポ感はバツグンで
ゲーム進行も素晴らしく…途中で
止めさせないほどオモロイド。
再遊度は人によってちょっと
変わるかなって所はあるけれど、
確実に今までの2Dメトロイドより
リプレイ性を誘う要素が大盛り。
“2Dメトロイドファン” からしたら
たまらない名作でしょうねコレ！
現に私も、たまりませ～ん！笑
“ソウルムーブ ～感動”
ランクS！当然のSランクです。
一番感動したのは…やはりラスト。
クイーンメトロイド戦から、
真のラスボスにかけての展開。
そして…
とにかくフルリメイクの完成度。
新しくも懐かしくも新しいゲーム性。
2Dメトロイドが帰って来た。
何度遊んでも絶対に面白い。
鳥人族の隠された秘話に驚愕。
ベビーメトロイドとの初対面。
サムスがお母さんになる名作。
ラスボスもGB版より超強化。
真のラスボスも”相変わらず”
任天堂ボスキャラとしては非道で
エグいキャラ、絶対負けられない。
2Dメトロイドシリーズとしては
初である “共闘展開” 。
あのSR388が 型遅れとは言えど、
3Dグラフィックかつ3D立体視で
現代に蘇る。原生生物表現も凄い。
メトロイドを通じて、命を知る。
そして…2Dメトロイドシリーズの
最大の敵、最大最凶の敵である
奴の存在…しっかり表現されている。
一部伝統をしっかり護りつつも、
全く新しく生まれ変わった
素晴らしいリメイク楽曲の数々。
スマブラですらアレンジされなんだ
“メトロイドⅡ” のアレンジ楽曲。
孤独なサムスが、一人では絶対に
クリア出来ない展開が待ってる…。
ネタバレにならないように書くと
ザッと書いてこんなもんです。
これでグッ！と来ちゃった人は
今すぐニンテンドー3DSと
『メトロイド サムスリターンズ』を
買って、ゆっくり楽しんで下さいね。
“リザルト ～総評”
ランクS or A！
もはや多くは語りません。
本当に、超名作の2Dメトロイド。
あの2Dメトロイドが10数年ぶりに
帰って来た！と確信しました。
色々ゲームについてアレコレ
語り切ってしまいましたので…
このゲームについての一言。
メッセージ性について語って
この印象記を終えたいと思う。
“親と子が語る、命の大切さ。
そして、命の儚さと…脆さ。
一番怖いのは…メトロイドでも
危険生物でも何でも無くて、
それを悪利用する者なのだ。”
…メトロイド サムスリターンズを
既にプレイされた方、そして…
これからプレイされて楽しむ方、
プレイしてクリアした方も含めて
是非ともコメントに観測記を残して
去って行ってくれると大変有難い。
また、この私の “印象記” が
素晴らしいゲーム作品との
関係を結ぶ “カギ” となれたら…
これ以上なく、嬉しい。それでは。
～ゲーム購入～
パッケージ版購入は画像から！
ダウンロード版購入は画像から！
サントラ付きのSPエディション
購入は画像からどうぞ！お早めに。
メトロイドamiibo購入は画像から！
amiiboは品切れの可能性大。
最高難易度 フュージョンモードを
解放する&メトロイドサーチに使用可能。
サムスamiibo購入は画像から！
こちらも品切れの可能性大。
ギャラリーが新たに解放されます！
ゲー研所長KUNi
